授業づくりネットワーク2018仙台 終了
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今年度の後半から、石川晋理事長が、授業づくりネットワークの集会活動を少しずつ、これまでの授業づくりネットワーク集会やほかの民間教育研修会にはない形に変えてきています。
例えば、丁寧に、教育雑誌論文を読み込む時間を設けるようにしています。
これは、最近の若い教員を中心に、授業実践論文を書くことも、そして、読むこともしなくなってきており、それに慣れていないだけでなく、その力も少しずつなくなってきているのではないかという危惧からです。
別に、自分は教育雑誌に書いたり、本を書いたりする予定はないから、授業実践論文は書けなくても構わないと思っている人が(たぶん大勢)いることでしょう。そして、それに伴い、読む力もなくなってきているのです。
でもですね、これは、授業の力量を高める一つに、授業実践を書くということが言われていました。ICTが発達して今や以前とは異なるという考え方があるかもしれませんが、今もこの定説は授業の腕をあげる方法の一つとして通用すると思っています。
それを、石川理事長を中心に丁寧に進めてきました。わたし自身、授業実践文を丁寧に読むということを最近はおそろかにしてきたので、この集会で行ってきたことは自分自身の過去を丁寧に振り返る契機になり、学びになりました。今回の佐々木潤さんの実践論文には圧倒されました。そして、この実践論文を読んで行くときのグループ進行役をしたのですが、若手の考え方、感覚もとてもなるほどというものでした。この進め方、とてもいいです。 次に、行ってきたのは、開催地域にゆかりのある、力ある実践者をフューチャーし、その方々の講座を1つ開いてもらうと同時に、その方の講座を含めてライフヒストリー的なインタビューを行うということです。講座はその講師の考え方によりますが、より実践的だったり、技術的なことだったりします。その後、その背景、つまり、考え方などを聞き出すという形で進めていきます。その都度、新しい発見があると同時に、進め方と考え方とあり方がぼんやりと浮かび上がる様(短時間なので明確には出てこないのですが)はある意味、感激ものです。
今回の佐々木潤さんの講座とその後のインタビューは深いものがありました。50代のわたしにはなるほど納得の話でした。これ、若手にどれだけ通じたかが、または通じないまでも、もう少し深く見てみたいという感じにいかに誘導できたかがポイントになります。 その都度都度、年代で学ぶべきことはあるでしょう。
わたしは、もう少し、あり方だけでなく、今だからこそ、指示、発問も丁寧に若手教員に向けてあらためて一緒に考えて行くスタンスが必要かなと思い始めています。このあたり、ちょっと考えてみたいです。
授業づくりネットワークでは、若い方々に声をかけて、理事になってもらうなど若返りもはかっています。そして、その都度、参加できる理事には活動の場を設定し、いろいろと前面に出ていただこうと思っています。今回は、福島の菊地南央さん、東京の小島貴之さんが前に出てくださいました。初々しいと同時に、わたしにとっては若手の感覚を学ぶ絶好の機会であります。理事長の石川さんはわたしの上をいっていて、こういう集会を通して若手の理事を鍛えよう、育ってもらおうという気持ちがあるとわかります。石川さんの一言一言にその配慮を感じました。さすが理事長です。 そして、今回のスペシャルな最後。
なるほど!